こんにちは。
今日は琥珀の特性や本物と偽物の見分け方についてお話したいと思います。
まずは化学的特性から
琥珀は普通79%がの炭素、10%水素と11%の酸素からなり、ほんのわずかですが、
硫黄を含んでいます。
琥珀は有機溶媒で少し溶かすことが出来ますがアルコールでは変化しません。
物質的特性は
琥珀はモース高度2~3の硬さです。これは人の爪の硬さと同じくらいの硬さで
簡単に傷がつく硬さです。
比重は1.04~1.10で。水(比重1.00)よりほんの少し重いだけです。
琥珀の塊には気泡(グリッター)を含んでいるものがあり、その場合は比重が1より軽くなるため水に浮かびます。
ですから琥珀は川や海の波によって運ばれるのです。
融点は200~380℃ですが、溶ける前に黒くなって焦げてしまいます。
紫外線を当てると紫色に輝き擦ると静電気を帯びます。
触った感じは温かく、壊れると貝殻の表面のような断面になります。

琥珀の本物と偽物を見分ける方法ですが、これはだれもが知りたいのではないでしょうか。
偽琥珀の主な材料
・コパール
・ガラス
・フェノール樹脂
・セルロイド
・カゼイン
・プラスチック
一つひとつ見分け方を説明していきましょう。
コパールと琥珀を見分けるのに最適なのは、アルコール(エタノール)テストです。
1・2滴のアルコールをコパールの上にたらし、蒸発させます。
コパールの場合、コパールの中に含まれる揮発性の成分がアルコールと反応し、
表面の艶がなくなりネバネバします。
そこに指先を押し付けると、コパールの場合はそこに指紋が付くことがしばしばあります。
ついた指紋は、布で強くこすると消すことができます。
ところが琥珀や他の素材でできた偽物は表面が艶々したままで変わりません。
ガラスは琥珀と簡単に見分けることができます。
ガラスは触った感触が冷たくて、硬くて、鋼でも傷をつけることはできません。
フェノール樹脂は、熱した針を当てても樹脂の匂いがせず、水には浮きません。
そのことから、琥珀ではないと断定できます。
セルロイドは普通黄色で濁っています。
琥珀よりも少し密度が高いことと燃えにくいこと、水には浮かないことが特徴です。
カゼインはミルクから作られる合成樹脂です。
くすんだ黄色をしており、琥珀よりも重いのが特徴です。
カゼインも水に浮きませんし、熱した針で刺しても樹脂のにおいはしません。
プラスチックと琥珀を見分けるのに一番有効な方法は、熱した針を押し付けることです。
琥珀は樹脂のにおいがしますが、プラスチックはプラスチック独特のにおいがします。
その他にも、水には浮きません。

A・アルコールでネバネバするか
B・傷がつくか
C・飽和食塩水に浮くか
D・熱した針を当てて樹脂のにおいがするか
A B C D
琥珀・・・・・・・・× ○ ○ ○
コパール・・・・・・○ ○ ○ ○
ガラス・・・・・・・× × × ×
フェノール樹脂・・・× ○ × ×
セルロイド・・・・・× ○ × ×
カゼイン・・・・・・× ○ × ×
他のプラスチック・・× ○ × ×
スチレン樹脂・・・・× ○ ○ ×
※実験後は必ず、完全にきれいな水で洗い流してください。
皆さんが何千万年前も前の歴史と触れられるように参考にして頂きたく今回、ブログに書きました。
